大型の生長傾向
1平方メートル面積当たりに植える本数を多くしすぎないでください。一般的にCANNA Coco培地で栽培すると大型に育つ傾向があり、ロックウールや培養土などの他の培地で育てるよりも、広いスペースが必要です。
肥料は冷暗所で保管
直射日光はキレート鉄分を劣化させます。必ず紫外線が当たらない場所で、肥料を保管してください。また、光は肥料ボトル内で藻を発生させてしまうため、使用時に目詰まりの原因になるだけでなく、藻が肥料を吸収してしまい養分の低下につながります。
肥料の量
養液タンクに加える肥料と活力剤の分量の記録を取りましょう。これらのデータば、次の栽培スタート時に大変参考になります。
養液タンク
養液タンク内の培養液の希釈と調整は、植物の元気な生長と開花を左右する重要なプロセスです。時間をかけて慎重におこなってください。ていねいな作業は必ずベストな結果と収穫量につながります。
CANNA COCOの水やり
CANNA Coco培地は、栽培前にプレ・ソークの必要はありません。ココ培地は栽培前に、水1Lに対しCANNA COCO A&B液体肥料を各2 ml ずつ加え、pH値5.2~6.2に調整した培養液をポット底から排水されるまで、かん水することをおすすめします。これにより、植えこんでから数日間分の養水分が、きちんとココ培地にセットされます。さらにすばやい活着を促すには、温度を最適な20~25°Cに保ち、湿度を高めに保ってください。
pHダウン剤を水で薄める注意点
pHダウン剤は高濃度で強酸性の製品です。水で薄める場合は、必ず水にpHダウン剤を加えてください。pHダウン剤に水を加えてしまうと、液体がはねて火傷や眼のケガを引き起こすことがあり大変危険です。
循環型ハイドロポニック・システムには、SUBSTRAとAQUAのどちらがよいのでしょうか?
C循環式システムにはCANNA AQUAが最適です。CANNA SUBSTRAは、培養液を再循環させない掛け流し式システム専用です。このふたつの種類を混ぜて使わないでください。
ロックウールは使用前のプレ・ソーク(浸漬処理)が必要です。
新しいロックウールはpH値が高すぎて、栽培に最適ではありません。初めて使うときは、事前にプレ・ソークをおこない成分調整しておきましょう。pH値 5.0、EC値 約1.3 に調整した培養液、または水に浸してください。CANNA Start は、プレ・ソーク剤としても開発されています。スラブなど大きなロックウールほどプレ・ソークは重要で、pH値とEC値を調整できるだけでなく、スラブ全体にあらかじめ培養液を均一にいきわたらせることができるからです。
スラブは水平に設置
ロックウール・スラブは、完全な水平状態になるように設置してください。水平でないスラブは、養液が均一にいきわたらないためムラができ、養液不足の植物と養液過剰な植物ができてしまいます。
EC値の測定
定期的に培養液のかん水と排水のEC値を測りましょう。また、培土のEC値も測定する必要があります。
Substra A液とB液
CANNA Substra 液体肥料にはAとBがあります。A液は色があり、B液は無色なので、簡単に見分けることができます。
RHIZOTONICとpH
CANNA RHIZOTONICは、pH値が高いアルカリ性の製品です。培養液のpH値は、CANNA RHIZOTONICを加えてから調整をおこなってください。
CANNAZYMと粘土の小石
CANNAZYMは枯死した根を分解するため、Clay Pebble(ハイドロボール)をはじめ培地の寿命が長くなります。
CANNAのウェブサイトでは、PK13/14の使用は一週間のみと説明されていますが、お店ではもっと長い期間使うよう勧められました。
当社では一貫して、PK 13/14の使用期間は常に一週間のみ、と説明しております。CANNAの肥料には、すでに十分な量のリン酸とカリウムが配合されています。開花期の全体のなかで、ある一定期間にだけリン酸とカリウムを余分に必要とする時があります。PK13/14を使用するのはその時だけです。
トリコデルマ菌は、どのバクテリアに対して駆除効果がありますか?
トリコデルマ菌はバクテリアを殺すのではなく、植物を有害な菌類から保護する効果があります。トリコデルマ菌は、他の菌類をエサとするほかに根の環境を改善するため、根の生長が促進され植物が活発に生長し丈夫になります。
CANNAZYMの希釈
CANNAZYMの培養液は10日以内に使い切りましょう。それ以上の分量を希釈しないでください。
RHIZOTONICによる葉面散布。
RHIZOTONICを効果的に葉面散布する方法は、屋内の栽培では日の出の時間帯に、屋外栽培では日没直前におこなうことです。
蓄積を防ぐためにPK13/14を使用する
PK 13/14の使用は週1回以下にしてください。それ以上使用するとリン酸やカリウムが蓄積してしまうことがあります。