軟水や逆浸透(R.O.)水でCOCO栽培などをおこなうと、水の中でカルシウムやマグネシウムなどの2価イオンと複雑に化学反応を起こし欠乏しやすくなります。
    しかし、軟水で欠乏しやすくなるカルシウムを過剰に与えすぎると拮抗作用のあるカリウムなど特定の栄養イオンの吸収が妨げられ不足してしまうので、この問題を解決するには慎重かつ緻密なソリューションが不可欠です。

    CANNA CALMAG AGENTは、水質調整とpH安定のふたつの働きをします。軟水である日本の水道水に適度な硬度をプラスしてCOCO培地に最適な水質へと改善するだけでなくpH値の急激な変動も抑えます。

    CANNA CALMAG AGENTを使う大きなメリット:

    • CANNA COCO 培地に最適
    • 水のpH値を安定
    • カルシウム、マグネシウム 欠乏対策に最適
    • 肥料の吸収を促進
    • カルシウムの肥効で植物が丈夫に育つ
    • 花と果実の品質をより高める
    • 水のECを高めて軟水とR.O.水の欠点を解決

    CANNAのカルマグ活力剤CALMAG AGENTは、軟水で不足するカルシウムとマグネシウムを最適におぎないます。硬度が低い水のEC値を高めて、肥料バランスがより安定した培養液を植物に与えることができます。

    軟水でのCOCO栽培において、植物がすべての肥料をバランスよく吸収し、より健康で丈夫に育つためのベース・ウォーターづくりをします。

    軟水またはR.O.ウォーターでの使用方法

    • 水道水またはR.O.水に好みの肥料を加えて希釈する
    • CANNABOOST, RHIZOTONIC, CANNAZYM、PK 13/14 などの活力剤を加える
    • 次の手順でCANNA CALMAG を適量加える:
    • 分量: 水質、軟水度、植物によって変わりますが、
    •  培養液10ℓあたり5~10mlを加えてください。
    • pH値は、培養液の水温でも変化します。
    • つくった培養液は直ちに与えられますが、24〜48時間待って  からpH値を最適値に調整をしてください。

    使用上の注意:

    CANNA CALMAG AGENTを加えた直後、pH値が下がりますがその後24〜48時間かけてpH値が上がるため、すぐにpHアップ剤で調整しないで下さい。

    使うタイミングや、使うべき水質などについて詳しい情報は、CANNA JAPANウェブサイトでご確認いただけます。

    軟水と硬水、水質の低い水の違いは何ですか? また、それぞれの水質への対処法とは?

    水質には、4つのタイプがあります :

    • 軟水
    • 標準水
    • 硬水
    • 有害な水

    軟水のEC値は、0.4未満です。
    CANNA CALMAG AGENTを使用すると、EC値を0.4まで高くすることができます。

    標準水(ノーマル・ウォーター)のEC値は、0.4〜0.5の間です。カルシウム、マグネシウム、重炭酸塩を含んでいてpHが安定しやすい水質です。CANNAのすべての製品は標準水での使用を想定して作られています。

    硬水(EC>0.5)には、植物に過剰すぎるカルシウムとマグネシウムを含んでいます。硬水で植物を栽培するにはEC値を0.4に下げなくてはならないので、逆浸透(R.O.)フィルターを通した水と硬水を混ぜて標準水にします。もっと手軽な方法は100%のR.O.水にCANNA CALMAG AGENTを加えて、EC値を0.4に調整することです。

    有害な水(EC>0.5)には、主にナトリウムと塩素、つまり塩分が含まれています。この2つの成分は肥料の吸収を妨げ、植物にとって有害でもあります。逆浸透(R.O.)フィルターで塩分を除去することもできますが、R.O.水と有害な水をミックスしてEC値に調整しても、pHを安定させる効果のある重炭酸塩だけが残ってカルシウムとマグネシウムは不足します。
    R.O.水をミックスしてEC値が0.2にまで下げて、その後、CANNA CALMAG AGENTをこの水に加えてEC値を0.4に調整します。
    または、もっと手軽に100%のR.O.水にCANNA CALMAG AGENTを加えてEC値を0.4に調整します。

    硬水と有害な水を見分ける方法

    もっとも手軽で確実な方法は、居住地域の水道局から提供されている水質検査表を確認することです。
    あるいは、水質の分析サービスを利用する方法もあります。

    ECメーターと色のテストでは、自分自身でもテストできます。まず、軟水や標準水ではないことを確認するためにEC値を測ります。

    • EC 0.0–0.3: 軟水
    • EC 0.4–0.5: 標準水(ノーマル・ウォーター)

    もしもEC値が0.5以上あった場合は、さらにテストが必要です。(ECが高い要素を特定する)

    • アクアリウムショップで水質検査キットが入手できます。
    • gH(総硬度)テスターとkH(炭酸硬度)テスターを用意します。
    • gHが8滴未満だった場合、ECの成分はカルシウムやマグネシウムではなく、有害なナトリウムや塩化物が占めていることになるので、その水質は有害です

    gHが8滴以上だった場合は、さらにテストを続けます。

    • kH (炭酸塩濃度)が8滴以下だった場合、pH緩衝作用がとぼしい有害な水質です。
    • kHが8滴以上の場合は炭酸塩を多く含む硬水です。
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    CANNA CALMAG AGENT
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    1L
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